スイクン考察


友達の少なそうなこのポケモンはなぜ強いのでしょうか。

  • 型1

熱湯 冷凍B 瞑想 眠る
臆病HSで使われるこの技構成。マンムーカイリューに先制攻撃を仕掛けタイマンで勝てる。ヒードランにも先制することで有利がとれ、また非雨天候の状態で控えめのキングドラに先制して動くことが可能。
これに加えて、瞑想を積むことで耐久に振っていないキノガッサが1発になり、そのほかの特殊ポケモンとの打ち合いにも有利がとれる。
巣の状態では火力が低く、相手の高火力ポケモンを低負担で繰り出させてしまうこともあるが、熱湯の火傷性能により低負担で繰り出させてしまうという部分をある程度ごまかせる。

  • 型2

確定技:ハイドロポンプ 冷凍B
選択肢:神速 絶対零度 ミラーコート 追い風 めざめるパワー こごえるかぜ 瞑想 眠る
控えめで火力を追及したものや呑気で神速を採用する個体もいる。ドグラさんの影響で見ることも多くなったのではないでしょうか。このポケモンがどのように強いかはドグラさんの記事http://d.hatena.ne.jp/dogura/20120720/1342796566で紹介されているので省略。
この型の登場によりスイクンの前で悠長にウルガモスが積めなくなったり、ハッサムとの偶発対峙時にとんぼ返りを許さなかったり、ローブシンが居座りにくくなったなどスイクンが低火力であるがゆえに行動を許していたポケモンが行動することに大きなリスクを負わせることになった。

  • 型3

熱湯 瞑想 身代わり 守る
まもみが型。熱湯の火傷と身代わり、守るが相性がよい。また身代わりと瞑想の相性がよく急所を気にせず積むということもできる。プレッシャーによるPP削りが強力で、竜の波動や虫のさざめきなどPP16程度の技であれば潰しにかかることができる。
広いポケモンと打ち合うのは苦手ですが、スイクンに対して簡単に身代わりを許すポケモンを採用している場合やこだわりの高火力ポケモンを繰り出して対処しようとする構築には圧倒的強さを見せつけ、スイクンに隙のあるポケモンを採用している場合、対処の仕方を考えさせられる。
瞑想が毒になったスイクンもいますが、それはこの型の亜種というよりは毒まもヒードランの亜種な気はする。


という以上自分が思うスイクンのもっとも多い3つの型を上げましたが、選出画面でこれらを同時に考慮し、どの型でも問題なく選出することが難しい。また交換から処理にかかるときにも、瞑想眠る型だと思って電気を繰り出したらジュエルハイドロポンプで致命傷を受けそのまま神速で倒された。こだわりラティオスを交換から繰り出して対処しようとしたらまもみが型でPPからされて勝てなくなったなど交換からの処理の難しさも感じる。後出しから繰り出すには数値は足りなさそうですが、単タイプにしては4つもある抵抗の炎鋼水氷タイプの技に繰り出して数値を2倍にすれば出せないこともない。瞑想+吠えるでウルガモススイクンラティオスとの積合いを意識したスイクンも存在しやはりできることが非常に多い。
図太いスイクンは現在ボックスの肥やしです。